ボトルキャップ

ボトルキャップとは

ボトルキャップとは、ペットボトルやボトル缶のジュースやお茶などにおまけでついてくる食玩のひとつです。もともとはボトルのキャップ部分にかぶせるような形で作られており、実際にその形態でボトルキャップつきの飲み物が販売されていましたが、今ではその形態で販売されておらず、飲み口の首の部分に袋詰めでついてくるようになっています。

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子供の頃、誰もがお菓子を食べたくて買ったことがあると思います。物によっては、おまけがついてきたものもありましたよね。逆に、おまけが欲しくてお菓子を買ったという経験を持つ人も多いでしょう。しかし、このおまけは、何も子供たちだけが欲しがっているわけではありません。大の大人が、目の色を変えてコレクションしているものもあるのです。ボトルキャップも、そのコレクションアイテムのひとつです。

食玩とは

食玩とは、飲食物のおまけでついてくるおもちゃのことです。日本では、グリコのおまけが非常に有名ですね。広い意味では、食玩は何もおもちゃに限らず、プロ野球選手カードつきポテトチップスのカードなども含まれます。

食玩の歴史

日本の食玩は、アメリカが扱っていたものをパクったのが始まりです。日本で最初に商品におまけをつけたのはやはりグリコでしたが、当初はおもちゃではなく、カードがおまけとしてついてくるというものでした。それが時代を追うごとにバッジになり、メダルになり、簡単なフィギュアになり、徐々に今のようなおもちゃになっていきます。他の会社もおまけつき商品の販売を少しずつ始めていきますが、やはり初期の頃はカードやシールなどが中心でした。

食玩の社会問題化

1972年、仮面ライダースナックなるものが販売されます。おまけとして仮面ライダーカードがついているというものでしたが、これが大きな社会問題に発展します。当時仮面ライダーは子供たちに大人気で、カードを欲しがる子供が多かったのは想像に難くありませんが、肝心のスナックがおいしくなかったのが問題でした。カード欲しさにお菓子は買うが、お菓子は食べないでそのまま捨ててしまうという問題が日本各地で起こったのです。本来ならばお菓子を売ることがメインで、おまけはそれの販売促進のための道具に過ぎないはずなのに、本末転倒な事態になってしまいました。

ボトルキャップの登場

しかしながら、仮面ライダースナックは、各食品メーカーに、「おまけの人気があれば商品は売れる」ということを広く知らしめる結果となりました。これにより、多種多様な食玩が作られるようになっていきます。その食玩の出来がいいため、一部のマニアは大人なのに子供用の食玩を集めるようになっていきます。購買層拡大に伴い、食玩つきの商品もお菓子以外のものに広がっていきます。そんな中、1998年にジュースにおまけをつけた商品がアメリカから上陸します。ペプシマンのボトルキャップです。これが記念すべき日本でのボトルキャップの登場です。

ボトルキャップの普及

ペプシのボトルキャップは日本で人気になりました。翌年のスターウォーズのボトルキャップの成功もあり、日本の各ドリンクメーカーは、ジュースのおまけとしてボトルキャップを採用するようになっていきます。すでに食玩が日本で普及していたこともあり、ボトルキャップも広く受け入れられました。ボトルキャップに採用される食玩は精巧な作りになっているものが多いため、コレクターズアイテムとしての人気も高く、ボトルキャップ以外の食玩もそうですが、同時に出た同じシリーズもののボトルキャップを全種類集めようとする人が数多く存在していました。

ボトルキャップの収集

ボトルキャップを集めている人の力の入れようはものすごいものがあります。大体ボトルキャップは同時にシリーズもので何種類かが提供されるのですが、基本的にコレクターの目指すものはコンプリート(全種類を集めること)なので、全種類入手するまではその商品を買い続けることになります。結果、ボトルキャップをつけたドリンクの売り上げが上がり、メーカーとしてもうれしい限りです。とはいっても、年がら年中ボトルキャップつきドリンクを販売しているわけでもありませんでしたが。

ボトルキャップのシリーズものの種類

ボトルキャップは大体シリーズものとして数種類から数十種類のものが同時に提供されます。そのシリーズもののキャラクターの人気が高く、出来が良いとそのボトルキャップ自体も人気が出ます。今まで出た中では、ドラえもん・ガンダム・キティちゃん・ドラゴンクエストあたりが人気がありました。どれも大人から子供まで人気があるシリーズですね。

ボトルキャップを取り巻く環境変化

最初にも書きましたが、ボトルキャップはドリンクのキャップに取り付ける形状をしていますが、キャップについている状態で販売されていることはほとんどなく、ドリンクの口の部分に袋詰めしたものを引っ掛けておく形で提供されていました。そして、購入するまで中身はわからないようになっていました。中身をわからないようにして購買意欲を煽るという、コレクターズアイテム商品としてよく使われるやり方です。しかし、2005年になって、このやり方が購入者の射幸心を煽り、問題があるとしてメーカーが公正取引委員会より注意されます。これにより、各メーカーはそのやり方を自粛し、現在は何のボトルキャップがついているのか購入前にわかるように透明の袋に入れられて提供されています。一時期ほどのブームも終わり、また、購入意欲をそそられないようになってしまったので、販促効果も一時期ほどのものはなく、現在では思い出した頃にさりげなくボトルキャップキャンペーンを行っている状態です。果たして今後ボトルキャップはどうなるでしょうか。このまま下火になり、一部マニアだけのものになってしまうのでしょうか。それとも、ボトルキャップブームが再来するのでしょうか。

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