淡水

淡水ってなに?

海の水は海水で、川や湖の水は淡水です。淡水とは、塩分の含まない水のことをいい、あくまで陸上にある水の事を言っているわけではありません。(陸上にある水は陸水という名称があります)ですから、川の水や、湖、池の水だけが淡水だと思っていた人もいたかもしれませんが、淡水とは私たちが普段、料理や炊事洗濯といった日常的に使っている水道水なども淡水に含まれます。そう考えると、淡水って以外にたくさんあるのではないかと思う方もいるかもしれませんが、地球上では淡水の量というのは、かなり微々たるものです。地球上にある水の量は13億立方キロメートルです。あまりに莫大な量でどれほど多いかは予想がつかないとは思いますが、分からなくても特別問題はありません。次のデータで状況が理解できればそれでOKです。地球上にある水のうちの97.5%は海水です。ですから、淡水は2.5%しかありません。さらに、その2.5%のうちの約70%は南極と北極にある氷山が占めており、実質的な淡水という水は地球上に0.8%ほどしかないのです。何気なく浸かっている淡水ですが、この地球上においてはとても貴重な資源なのです。

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淡水と言われて思い浮かべものは何でしょうか?淡水の中だけでしか飼育できない淡水魚。そそれとも、淡水で飼育ができる水生昆虫。はたまた、淡水で作られる淡水パールでしょうか?意外にも数多く淡水を必要とするものが数多くあります。もちろん、私達人間にだって淡水はとても重要な資源のひとつです。では、淡水魚などについても含めて、淡水についてご紹介します。

淡水に生きる魚たち

地球上では0.8%しかない淡水の中で生活する魚たち。それを淡水魚といいます。日本において馴染み深いメダカやフナ、コイ、ドジョウといった魚たちも淡水魚です。日本固有の魚たちというのはほとんどが淡水魚です。しかし、その淡水魚達の多くは、あまり観賞魚として好まれて飼育されることはありません。というのも、海外に生息する同じく淡水魚である熱帯魚の方が観賞用とする場合には観賞価値が高いなどのことがあり、あまり日本の淡水魚を飼育する人は少ないといえます。しかし現在、水質汚染や川や池の埋め立て、里山の減少などに伴ってフナやメダカなどが生息できる環境は減少する傾向にあり、それに伴って保護活動が行われたり、話題になったりすることが多くなったためか、飼育する人は増えてきているようです。では、現在注目されている日本の淡水魚達についてご紹介します。

フナ

理科の実験で行う解剖実験この解剖の実験対象として親しまれている魚といえば、やはりフナでしょう。ですが、このフナという魚は予想外にその数を減らしており、実験に使用される機会も実は少なくなっている傾向にあります。というのも、フナは亜種の多い魚でもあるので、純粋なフナという魚が減っているというのもフナの減少理由とされています。因みに、フナの一種であるヘラブナは、釣りの相手としても親しまれており、地域によってはその数を増やそうと放流をしているところもあるようです。(外来種ではないので、放流しても問題ないようです)

オイカワ

繁殖期になると、オイカワ独特の婚姻色でてくるのが特徴的な魚です。体長は15cmほどで、その他の特徴的な部分としてヒレもあげられ、特に尻ビレが大きく伸びているのがヒレの部分では最も目を引く特徴部分です。また、体の横には薄いピンク色の横縞がおよそ10本あります。また、オイカワは関東と関西によって呼び名が違ってくるのも特徴的で、関東ではヤマベ。関西ではちんまと呼ばれています。

ドジョウ

頬被りをした姿で行うドジョウすくいで有名な獲物であるドジョウ。基本的には、食用として、もしくは田舎の淡水魚として知られていますが、観賞魚として育てるのも、中々おつなものでしょう。そのドジョウの特徴的な姿と顔は、見る人によっては、とても愛嬌のある顔として見ることもできます。また、生態を観察する上でも面白い相手であり、エラで呼吸をするだけでなく腸で呼吸という、少し変わった生態も持っています。

タナゴ

コイ科に属しているヒゲのある魚です。日本の淡水魚の中でもとても色合いの美しい魚でもあります。特に、タナゴのオスは季節によってその体色が代わり、とても目を楽しませてくれる魚でもあります。(このとき、水槽の温度も若干調節しないと体色は変化しません)また、ミヤコタナゴと呼ばれる種類のタナゴは、日本の天然記念物に指定されていますので、もし見つけたとしても、採取はできません。採取した場合にはお縄頂戴です。しかし、すべてのタナゴが天然記念物な訳ではないので、ミヤコタナゴ以外のタナゴを飼育するのであれば、問題ありません。オススメのタナゴは、こちらも絶滅が危惧されているバラタナゴと呼ばれる種類のタナゴで、バラタナゴの「バラ」とは薔薇色からくるほど、綺麗な魚です。

メダカ

小学生の頃に、理科の授業で受精などについて学ぶ時に持ち出されることの多いメダカ。学校の水槽にいる淡水魚はメダカや金魚が定番なほど、メダカは日本人にとって馴染み深い淡水魚です。童謡では、川で泳いでいると言われているはずのメダカですが、現在では前述にあったような原因によって野生のメダカは激減しており、保護を必要とする状態です。

その他の淡水に生きる生き物たち

日本の淡水魚以外にも、魅力的な淡水魚はたくさんいます。淡水では育てられないと思いがちな、フグやエイといった海の魚としてよく知られている魚でも、淡水で飼育できるものもいます。また、淡水の水槽で、水草だけを育てて楽しむ方法や、魚から離れてこちらも絶滅が危惧されているゲンゴロウやタガメといった水生昆虫などを飼育してみるなど、淡水で楽しめることはたくさんあります。もし興味をもあった場合には、淡水で何かを飼育してみることを検討してみてはいかがでしょうか?

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